＜豊中市＞ビルトインIH現地調査

豊中市のマンションにてビルトインガスコンロをビルトインIHに取替リフォームのご要望があり現地調査させて頂きました。
マンションでのIH新設が無理な場合や難しい場合があります。理由は以下の4点です。

①配線の難しさ
IHは電力を使う為、分電盤（多くが洗面所・トイレにある）からキッチンのIH設置場所まで専用線を引っ張っていく必要があります。
ただ、マンションの多くは天井に躯体である梁があり配線が出来ない可能性があります。
※もちろん露出（モール処理）などであればおおむね出来る。
そして比較的築年数が新しいマンションには、新築時にビルトインIHと食洗器を設置した時用の専用電源を持ってきてくれている事があります。
たまに分電盤には「IH用」などの表記があっても実際は配線されていないなんて落とし穴もあるので実際リフォーム出来るかどうかは現地調査にて見てもらってください！

②メインブレーカーの容量不足
分電盤のメインブレーカーの電力容量が足りない事が結構あります。
大体ビルトインIHの必要電力量が30Aなのですが、それを超える場合は設置できません。
もちろん20A・15AのビルトインIHもございます！

③マンション全体で設置が出来ない
マンションは多くの方が住まわれる集合住宅にあたります。そのマンションにはリフォームに対する約束事であるリフォーム管理規約があります。
その管理規約に「ビルトインIHの設置が出来ない」と記載がある場合があります。
多くの理由が上記の②によるところなのですが、ほかにも理由があるのかもしれません。
その規約ができた時の管理人さんがいないや事情を知る人がいない為、なぜできないかという原因はわからないことが多いです。

④納期問題
時節の問題ですが、コロナの影響でビルトインIHが不足しています。
コロナが広がった時からなので結構長い間不足しているのをちょっとずつ動いてきているみたいですが、まだやっぱりない商品が多いみたいです。

そしてこちらのお客様①と②が当てはまりました。
①の配線工事はできなくはないのですがいたるところに穴をあけたりする為そこそこの費用がかかってしまいます。
そしてお客様の話を聞いている限りでは、「なんとしてもIHを付けたい！」というわけではなくて「簡単にできたらいいなぁ」といった印象を受けましたので、「今急いでする必要もない」旨をお客様にお伝えして帰りました。
お客様はいったん考えるということになりました。
私としては当然ですが、工事をさせて頂きたいですが「お客様にとってメリットがないのでは？」と思った時はこのような感じになりますね。

やっぱり私としては「吾妻工務店に頼んでよかった！」「島内に頼んでよかった！」と言ってもらえるように最善の提案をしてまいります！！