★西宮市 水漏れ・シロアリ被害リフォーム
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工事個所:カテゴリー | キッチン・台所、洗面、リビング・居室・廊下・階段 |
|---|---|
住所:市区町村 | 西宮市 |
建物:家屋形態 | 戸建 |
築年数 | 50年以上 |
総金額(補助金など) | 162.9万円 |
蟻道の跡
建具の枠を伝い、天井まで達していたシロアリの蟻道
こちらは、シロアリが移動するためにつくる「蟻道」の跡です。
今回確認された蟻道は床付近だけではなく、建具の枠を伝うように上へ伸び、天井付近まで達していました。
現地調査の時点でも、建物の築年数や水濡れ・カビの状態からシロアリ被害の可能性は考えていましたが、仕上げ材に隠れているため、工事前に被害の範囲まですべて確認することはできません。
解体したことで、想定していた以上に広い範囲までシロアリが活動していたことが確認できました。
そのため、見えている被害部分だけを補修するのではなく、蟻道や木部の状態を確認しながら、必要な範囲にシロアリ対策を行ったうえで工事を進めました。
排水管の接続不良
角度が合わないまま施工されていた排水管
少し写真では分かりにくいですが、既存の排水管を確認すると、配管同士の差し込み角度がずれた状態で接続されていました。
さらに、接続部分には接着剤が適切に使用された形跡もなく、しっかり固定されていない状態でした。以前の工事で、配管の位置が合わないまま強引に接続されたものと考えられます。
今回の水漏れの直接的な原因となっていた箇所ではありませんでしたが、この状態のまま残しておけば、将来的に排水漏れなどのトラブルにつながる可能性があります。
そのため、「今回の水漏れとは関係ないからそのままにする」のではなく、工事中に確認できた問題として排水管を適切な状態にやり替えました。
完成すると見えなくなる部分だからこそ、工事中に確認できた不具合は、可能な範囲でその時に直しておくことが大切だと考えています。
BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
仕様説明 (ワンポイント)
西宮市の築50年以上の戸建で、洗面所・廊下・玄関・階段のリフォーム工事を行いました。
こちらにはご高齢のご夫婦がお住まいで、息子様・娘様がインターネットで吾妻工務店を見つけていただき、「洗面所と階段が水漏れ被害でカビなどが出てきているので、一度見てほしい」とお問い合わせをいただきました。
ちょうどお問い合わせをいただいた日は、ご自宅の近くで別の工事を行っていたため、その日のうちに現地調査へお伺いすることができました。
実際に確認すると、洗面所だけでなく廊下や階段にも水濡れの跡やカビが広がっており、かなり傷みが進んでいる状態でした。
建物の状態から、壁や床を解体するとシロアリ被害が出てくる可能性も高いと考えました。ただ、お母様が過去にシロアリの薬剤で嫌な思いをされたことがあったため、その点もお聞きしたうえで、できる限り薬剤を使用しない方向で工事を検討しました。
一方で、築年数や水漏れの状態から考えると、解体後に追加工事が必要になる可能性があります。
そのため、工事が始まってから突然「追加費用が必要です」とお伝えするのではなく、現地調査の段階で想定できる追加工事の内容と、おおよその費用について事前にご説明したうえで工事を進めることにしました。
また、想定される追加工事の一つとして、洗面所の開き戸を引戸へ変更することもご提案しました。
現在は開き戸でも問題なくお使いいただけていましたが、ご高齢のご夫婦がお住まいであることを考えると、今後の使い勝手や出入りのしやすさなどで不都合が出てくる可能性があります。
そこで、今回の工事に合わせて開き戸から引戸へ変更し、開口をできるだけ広く取ることをご提案し、工事開始後に改めてご相談のうえ、追加工事としてご契約いただきました。
そして実際に解体してみると、状態は事前に想定していた範囲の中でも、最も悪いケースに近いものでした。水漏れは過去のものではなく現在も続いており、鉄筋コンクリート造という建物の構造もあって、内部の水分が十分に抜けていない状態でした。
さらにシロアリの被害も過去の痕跡ではなく、現在進行形で木部への侵食が進んでいることが分かりました。
ここまで被害が進行している以上、薬剤を使用せずに工事を進めることは難しいと判断し、状況をご説明したうえでシロアリの薬剤を塗布することになりました。また、濡れた状態のまま新しい下地や仕上げ材で塞いでしまうのではなく、薬剤処理後にしっかりと乾燥期間を設けてから工事を再開することにしました。
今回の工事は8月に予定していましたが、すでに他の工事予定も入っていたため、お盆休みの期間を利用して第一段階の工事を行い、乾燥期間が必要な部分については無理に工事を続けず、同月末に改めて施工する工程を組みました。
工事前にお伝えしていた内容の多くが、解体後の実際の状態として確認されたことで、ご家族にも事前にご説明していた理由をご理解いただけたように思います。
工事開始直後からご相談いただく内容も増え、引戸への変更を含め、その後の工事についてもお任せいただけるようになりました。
当初から信頼していただくことはもちろん嬉しいことですが、リフォームでは壁や床の中など、工事を始めなければ分からない部分もあります。
だからこそ吾妻工務店では、良いことだけをお伝えするのではなく、現地調査から考えられるリスクや追加工事の可能性についても、できる限り工事前にお伝えすることを大切にしています。
洗面所では、洗濯機パンセット・洗面化粧台の取替と内装工事を実施しました。廊下・玄関・階段についても、水漏れやカビの被害を受けた部分を中心に内装を改修しました。
さらに洗面所の出入口を開き戸から引戸へ変更し、ご高齢のご夫婦がこれからも使いやすいよう配慮して仕上げています。
完成後には、「高齢の親が使いやすいように、引戸やバリアフリーになるように整えていただけた」と評価していただき、仕上がりについても「とても満足」とのお言葉をいただきました。
築年数の経った建物のリフォームでは、見えている部分だけで工事内容を判断することはできません。今回のように水漏れやシロアリ被害が疑われる場合には、解体後に起こり得ることまで想定して事前にご説明し、実際の状態を確認してから必要な工事を判断することが重要です。
今回は想定していた中でも厳しい状態でしたが、追加工事の可能性や費用を事前にお伝えしていたこと、そして無理に工程を進めずシロアリ対策と乾燥期間を設けたことで、建物の状態に合わせて工事を進めることができました。
仕様一覧
洗面台:LIXIL「ピアラ」
建具:Panasonic「ベリティス」
フローリング:Panasonic「ベリティスフロアー ダブルコート」
洗濯機パンセット:LIXIL
キッチン水栓:TOTO:TKS05305JA





